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水戸も洪水でやばいぞー!

昨日の台風19号は、東日本の幅広い地域に大きな被害を与え、今この瞬間も心が安らがない方が多くいらっしゃいます。同じ台風の被害を受けた者として心よりお見舞い申しあげます。イギリスのメドウズからだけでなく、フランスのお取引先からも「BBCで見たぞ!大丈夫か?」と案じる連絡が届きました。

 

 

被害に大小はつけられませんが、やはり長野県千曲川の氾濫による住宅、新幹線への被害。また東京都世田谷区や川崎市武蔵小杉等の都市部を襲った洪水が大きく報道されておりますが、茨城県も久慈川、那珂川の堤防決壊、そして私の故郷水戸市でも那珂川から水があふれ、自宅から数キロ先の方達が被害に遭っています。

 

 

会社近くの那珂川(水戸市三の丸)

ここは約30年前の大洪水により、堤防の高さが11mに強化されました。

 

川幅は300m以上あるのですが、このとき9m80cm。10分で10cmずつ水位が上昇していました。

(この地点の水位はこの9m80cmの少し上で止まりました。)

 

 

 

水戸市三の丸から2キロメートル河口に下るとすでに水があふれ、消防団が土嚢を積んでいました。

 

 

 

ここは水戸市三の丸より上流に5キロほどの所で、今回の水害で私たち水戸市民が一番衝撃を受けた写真です。

 

宇都宮へ通じる国道123号線(画面奥に向かって下り坂)が完全に水没し、左側の山新(ホームセンター)は水にどっぷり浸かっています。水面にはホームセンターから流れ出た商品が浮かんでいました。

 

この山新は茨城県・千葉県・福島店に約20店舗有り、水戸市民には大変なじみが深く、台風の前日に台風対策グッズを買い求めた人も多いと思います。どうでもいいのですが、メドウズもコピー用紙やガムテープ、私の洗車道具も山新です。

 

 

水没した常磐自動車道水戸北スマートIC。

9月にリニューアルしETC専用のフルスマートインターチェンジ(上下乗り降り可能)で生まれ変わったばかりなのですが、すべての機器は水の下です。

 

 

どこが川か平地か分かりません。

 

 

台風一つで予想もしないこと、人間の英知を集めて築いてきた物がもろくも崩れ去るという現実を、8年前の東日本大震災に続いて見せつけられました。

 

 

自分のスマートフォンには深夜でも、水戸市から避難指示、避難所開設情報などがけたたましい音と共に届き、防災無線で「川が氾濫したこと」が断続的に流されました。緊急車両のサイレンも鳴り響き、このサイレンが落ち着いたのは今日13日の夕方以降だったと思います。防災ヘリコプターで救助された人もいたようです。

 

 

この他茨城県では、水戸と福島県の郡山を結ぶJRの水郡線で鉄橋が数カ所崩落し、運転の再開は見通せないそうです。道路、鉄道のハードだけでなく、住宅、農業と人々の生活にも大きな影響が出ています。

 

 

東日本大震災で水戸(茨城)は「忘れ去られた被災地」と呼ばれました。大きな被害を受けながら、ほとんど報道されず国が指定する復興の重点地域から外されそうになりました(最終的に認められました)。

 

 

茨城の人は殿様気質(さすが御三家)の所があり、マスコミで取り上げられなくても「人の助けを借りずに自分たちで何とかするからいい」と強がるところもありますが、是非皆様のお知り合いに茨城の人がいらっしゃったら、思い出して「大丈夫だった?」と、お声がけ頂けるだけでも幸いです。

 

 

1日も早く被災された方の生活が元に戻ることを願ってやみません。

 

 

※友人・知人から送られた写真を一部利用させて頂きました。

 

 

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